2024.9.10

「もの作りにこだわる」まだ見ぬ未来を創造するエンジニア|M.F.

みなさんこんにちは。株式会社インターサーブの広報チームです。
今回インタビューしたのは、2017年に入社し、現在システム部の基盤開発チームに所属しているM.F.です。
これまでのキャリアや仕事内容、インターサーブで働く魅力について話を聞きました。

インターサーブに入社したきっかけ

これまでのキャリアと入社したきっかけを教えてください。

これまで2つの会社を経験しました。
新卒で入社したのはシステムインテグレーターの会社で、エンジニアとして主に飲食店の基幹システム開発のプロジェクトに従事していました。大学は情報系の学部だったこともあり、就職活動時は技術職を志望していました。しかし実際に働いていく中で、学生時代に経験した飲食店での接客業が楽しかったことを思い出し、もっとお客さんと密に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。

その後、2社目として広告系の会社に転職しました。ここでは新規開拓のシステム営業として、毎日30店舗ほどの飲食店を訪問するという、非常にハードな経験をしました。営業の大変さを痛感したのと同時に、自分が売ろうとしているシステムの裏側をもっと知りたいと思い始めました。この経験を通じて自分が本当に興味があるのは、どんな作り方やアルゴリズムで動いているかという「作る側」であることに気が付きました。もう一度エンジニアとして働きたい、という思いが高まり、2017年にインターサーブに転職しました。

現在担当していること

システム部の仕事内容について教えてください。

現在はシステム部の基盤開発チームに所属しています。このチームは、私たちが提供するサービスプロダクトで利用される汎用的な機能の設計・開発に取り組んでいます。

インターサーブの役員陣は、流通業界の業務改善の取り組みを長年行っていく中で、小売やサプライヤーのどちらか、または特定の会社だけが利益を享受し、そのしわ寄せが他社に押し付けられるのではなく、サプライチェーン全体の利益が上がる仕組みとは何かを考え抜いていました。そして現在、私たちはその思想を実現する新しいプラットフォームの開発に取り組んでいます。

私たちの設計思想は、一つのアプリケーションに限定される機能ではなく、全てのアプリケーションで利用可能な機能でサービスを開発することです。このような開発は難易度が高いため、チーム全員がしっかり考え方の方向性を合わせていることが重要になります。設計や開発の進め方に齟齬が生まれないように、ミーティング後には必ずメンバーで確認会を実施するようにしています。エンジニアなので毎日コードを触っていると思われがちですが、インターサーブだとプログラミングを行なっている時間は全体の30%ほどです。これは会社として開発よりも設計や計画を行うことに重点が置かれているためです。

システム部のやりがいについて教えてください。

やりがいは自分たちが作った機能で、社内の他チームのサービス開発業務を効率化できる点です。 自社サービスは他のサービスに比べてシステムの自由度が高く、自分の設計した機能によってサービス全体の価値が向上していくことを実感できるのはとても魅力的だと思っています。最初はうまくいかないこともありますが、設計・開発・運用・フィードバックのサイクルを繰り返し、徐々に効果が証明されていく過程が面白いです。私のように、課題解決のために試行錯誤を楽しめるような人は、やりがいを感じられる仕事だと思います。

また、ひとつの目的で設計した機能が、他の部分でもそっくりそのまま活用できると気が付けたりするのは、エンジニアとしてとても面白い瞬間です。

印象に残っているエピソード

入社してから印象に残っているエピソードなどありますか?

入社1年後に発生したサービス障害が特に印象に残っています。この障害によって、お客様の業務に大きな支障をきたしてしまいました。
システムが停止してしまったため、私たちはお客様の発注データの処理など、システム側で行っていたことを全て手作業で行いました。
通常であればそのような対応を行うことは難しいと思うのですが、私たちはお客様の運用業務を把握していたので、必要なタイミングで必要なデータをお渡しすることができました。

結局システムの復旧まで数日かかってしまったのですが、その影響によるお客様の解約がなかったことに驚きました。これは自分たちのサービスがお客様のニーズにしっかりと応えられていて、日々の業務にかかせないものを提供できていたからだと実感しました。この障害でお客様との信頼関係をもう一度築き直すことができたと感じています。

インターサーブの魅力

インターサーブで働く魅力、面白さなど教えてください。

インターサーブで働く魅力は、柔軟性と自主性を尊重する環境が整っていることです。仕事の進め方にも縛りがなく、プロジェクトごとにタスクの管理や進行方法を自分たちで決める裁量権が与えられています。しかし、自由であるからこその自主性や、わからないことをしっかりと質問できる力は、組織の中で成長するためにとても重要です。

インターサーブの特徴は、流通業の小売とサプライヤーの双方に繋がりを持っていることです。その間に立っている私たちだからこそ、どちらにもWin-Winなサービスを企画・提案・開発することができると思っています。 どちらかにメリットが偏ると、サプライチェーン全体として大きな需要拡大には繋がらないと考えています。全てのメリットを考慮したサービス設計をできることが、インターサーブの強みだと思います。

今後の展望

最後に、今後やっていきたいことや目標など教えてください。

今の目標は、現在企画している新規事業の自社のサービスをリリースまで持っていくことです。 基盤開発チームとして開発を進めているシステムが全て揃ったとき、それらがユーザーに対して、業界に対して、社会に対してどれだけ価値を与えることができるのか、とても興味が湧いています。
新しいシステムを多くのお客様に使用していただき、喜んでいただいている姿を想像しながら、設計や開発に邁進していきたいと思います。

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