「自分の“伝えたい”を形にしたい」動画編集アルバイトを経て入社を決めた理由
今回は、2025年4月に入社予定のR.Iさんにインタビューしました。
社会学・心理学・情報科学を横断的に学び、独学で得た動画編集の経験を活かして、現在は長期インターンとして動画制作に携わっています。
そんな彼女に、学びのこと、就職活動の軸、インターサーブへの入社を決めた理由、そして入社後の目標について伺いました。
学校で取り組んでいること
現在大学でどのようなことを学んでいますか?
リベラルアーツを専攻していて、社会学をメインに、心理学と情報科学も学んでいます。
社会学を深く学びたいと思うようになったのは、高校2年のコロナ禍でフェイクニュースを度々目にしたことがきっかけでした。SNSで真偽のあいまいな情報が広まり、何が正しいのか判断できない状況に不安を感じた経験が、「社会はどう成り立っているのか」「なぜ人は特定の情報を信じるのか」という興味につながりました。
また、大学でアカペラ部に所属しています。兄の大学見学について行った際にアカペラを聴いて感動したことがきっかけで、「大学に入ったら絶対にやりたい」と思っていました。実際に始めてから、いろんなパートに挑戦しました。
アカペラは、自分の意見を言うことへの抵抗をなくしてくれました。表現すること、前に出ることが少しずつ怖くなくなって、音楽を通じてチームでひとつの作品をつくる楽しさも学びました。
動画編集を始めたきっかけはなんですか?
動画編集を始めたのは高校生のときです。音楽が好きで、多くのMV(ミュージックビデオ)を見るうちに「自分でもこういう映像をつくれたら楽しそう」と思い、独学で編集ソフトを触り始めました。
大学に入ってからは、アカペラ部のライブ動画をつくる機会があり、先輩からツールの使い方を教えてもらいながら編集を担当することもありました。音楽と映像が一体になる瞬間が心地よく、趣味の編集がだんだんと本格的に学んでみたい領域へ変わっていきました。
その時、「動画編集は実践しながら覚えるのがいい」と兄にアドバイスをもらい、現場で経験を積めるインターンを探し始めました。
就職活動で取り組んだこと
就職活動で大切にしていた企業選びの軸はありましたか?
大切にしていたのは、「自分らしくいられる環境で働けるかどうか」という点です。
過去に人間関係で悩んだ経験があったので、働く場所の雰囲気や、人との距離感が安心できるかは重要だと感じていました。落ち着いて働ける環境でなければ続けられないと思っていたので、安心して自分のペースで取り組める場所を探していました。
また、働き方の柔軟さも重視していました。一人で集中する時間が必要なタイプなので、リモートワークやフレックス制度があるかどうかは判断材料でした。
ひとつ不安だったのは、「自分の動画経験が専門性としてどこまで評価されるのか」という点でした。大学で専門的なメディア教育を受けているわけではなかったため、経験そのものを見て判断してもらえる企業と出会えるのかは悩みの種でした。
インターサーブのアルバイトについて
参加されたアルバイトはどんな内容でしたか?
インターサーブとの関わりは、求人サービスを通じて1dayインターンのスカウトをいただいたことから始まりました。そこから「長期で動画編集のアルバイトをやってみませんか?」と声をかけていただき、継続的に関わるようになりました。
現在は、会社説明やサービス紹介の動画制作を担当しています。イラストの配置、動きの調整、BGMの選定など、編集まわりの幅広い工程に関わっています。
サービス内容が複雑な案件の場合は、短い時間で構成を理解する必要があり、最初は戸惑うこともありましたが、その分、編集以外の理解や思考の部分でも多くの学びがありました。
アルバイトを通して学んだことはありますか?
一番大きな学びは、「理解してからつくることの大切さ」を実感したことです。
動画編集は切ったり貼ったりする作業に見えますが、実際にはその前段階の理解がほとんどを占めます。サービスの意図や構成を把握したうえで、どの順番で見せると伝わりやすいのかを考えることが欠かせません。
また、自分にとって未知の領域に対しても、調べながら手を動かすことで徐々にできることが増えていきました。社員の方が丁寧に説明してくれたり、小さな進歩を一緒に喜んでくれたことは、大きな励みになりました。

入社の決め手
入社の決め手について教えてください。
入社を決めた理由は、「丁寧に向き合ってくれる会社だ」と感じたからです。
面談では形式的な質問よりも、普段どんな生活をしているのか、何を大切にしているのかといった話を自然にできました。自分を無理に演出せず、素のままで話せたことが印象的でした。
働き方に不安があった私に対しても、「準社員」という形で柔軟に提案していただき、自分のペースで働ける環境を整えていただきました。状況に応じて選択肢を示してくれたことが、とても心強かったです。
ここなら自分らしく働きながら成長できる、と感じられたことが入社の決め手でした。
入社後にやってみたいこと
最後に、入社後にやりたいことを教えてください。
入社後は、とにかく「もっと良い動画をつくれるようになりたい」という気持ちが一番大きいです。
動画制作は技術だけでなく、意図や全体の構造を理解することが非常に重要なので、まずは会社のサービス理解を深め、「何のための動画なのか」を自分の言葉で説明できるようになりたいと考えています。
そのうえで、技術の幅も広げたいです。BGMを自作したり、イラストを描いたり、音楽制作にも挑戦してみたい。動画の世界観を一から自分で組み立てられるようになれば、表現の可能性がもっと広がると思っています。
ずっと音楽が好きで、アカペラも社会人になっても続けたいと思っています。音楽と動画、その両方に関わりながら、「自分にしかできない表現」を増やしていけたら嬉しいです。
※インタビュー内容は2025年9月時点のものです。