「わからないけど、やってみる」ものづくりに向き合うエンジニア

みなさんこんにちは。株式会社インターサーブの広報チームです。
今回インタビューしたのは、2015年に新卒で入社し、現在アプリ開発部に所属している清野です。
営業職としてキャリアをスタートさせた彼ですが、まったくの未経験から開発職へ異動。その後、設計から開発、保守まで幅広く手がけるエンジニアとして活躍しています。
開発のやりがいや日々大切にしている視点、そして自社サービスの基盤づくりに挑む現在の姿について話を聞きました。
インターサーブに入社したきっかけ
インターサーブに入社したきっかけを教えてください。
新卒で2015年に入社し、今年で10年目になります。大学では情報学科に所属していましたが、プログラミングの授業はほとんどなく、どちらかというと音楽制作や映像編集など、芸能寄りの内容が中心でした。いわゆる芸能寄りのコースでPA(Public Address:舞台やイベントなどで音響を担当する仕事)をやったりと、今の仕事とはだいぶ違う世界にいました。当時はまったくエンジニアを目指していたわけではなく、プログラミング経験もありませんでした。
入社のきっかけは、大学で行われた企業とのマッチングイベントです。大学に各企業が色々集まって、集団面接のようなものを行うイメージです。さまざまな企業の話を聞く中で、インターサーブのブースにいた社長や専務の雰囲気が印象に残りました。何を話したかは正直覚えていないんですが、「この人たちと働くのは楽しそうだな」という感覚があって。仕事内容よりも、当時お会いしたお二人の人柄に惹かれたことが、入社の決め手だったように思います。
現在担当していること
アプリ開発部の仕事内容について教えてください。
現在はアプリ開発部に所属し、SI(System Integration:お客様が必要とするシステムを、開発・運用までまとめて担当すること)案件や自社サービスの開発・保守を担当しています。私は主にフロントエンド開発を担当していますが、案件によってはバックエンドに関わることもあります。メンバーそれぞれが得意分野を持ちながらも、状況に応じて柔軟に対応しているのが特徴です。
また、開発だけでなく、設計や要件の整理といった上流工程にも関わっています。たとえば、新しい機能を作る際には、まず目的や使われ方を整理し、関係者との認識をすり合わせたうえで設計を行います。良い設計ができていれば開発もスムーズですし、後々の保守や改修にも対応しやすくなります。逆に、初期の設計で方向性がぶれてしまうと、後工程での手戻りが大きくなるため、設計段階の丁寧さが非常に重要だと感じています。
開発に取り組む時間はプロジェクトのフェーズによって大きく変わります。設計や要件の検討に時間をかけるフェーズもあれば、実装が中心になるフェーズもあり、それぞれバランスをとりながら進めています。設計から実装まで一貫して携わることで、仕様への理解も深まり、完成度の高い開発ができると感じています。
案件の種類によって重視されるポイントも異なります。SI案件では、納期や仕様通りに動作することが最も重要です。一方、自社サービスでは、将来的な拡張や他サービスとの連携も見据え、再利用性や保守性の高い設計・実装が求められます。現在は、自社サービスを横断して活用できる共通基盤の開発にも関わっており、まさに会社の“土台”をつくるフェーズに携わっています。
アプリ開発部のやりがいについて教えてください。
設計がうまくハマって、思った通りに動いたときはとても気持ちがいいですね。設計と開発のどちらも楽しいんですが、個人的には、ものを作っている時間のほうが好きかもしれません。
作っていると、だんだん自分の中での考え方が整理されてきて、「こうすればいい」というのが見えてくるようになるんです。要件や設計はまだまだ勉強中のところもありますが、最近は、作ることそのものが楽しくなってきていて、「産む苦しみ」も、今では楽しみに変わってきている気がします。
今は、既存サービスの基盤となる新規事業の開発に携わっており、責任もやりがいも感じています。この基盤がしっかり整えば、次の展開につながっていくと考えています。

印象に残っているエピソード
入社してから印象に残っているエピソードなどありますか?
最も印象に残っているのは、営業職から開発職へ異動したときのことです。入社当初は営業を担当しており、3年弱ほど経験を積みました。その後、開発への異動を打診され、未経験ながら挑戦することになりました。
当時はフロントエンドとバックエンドで部署が分かれていて、私はフロントエンドに配属されました。プログラミングの知識はゼロ。「HTML(Hyper Text Markup Language:Webページを制作するためのマークアップ言語)ってなんですか?」というレベルで、用語もまったく分からない状態からのスタートでしたが、そこから少しずつ学び始めました。
異動してすぐに、いきなり案件が渡されました。最初に担当したその案件では、「そもそもこのコードはどこから実行されているのか」「どこを直せば動くのか」など基本的なことすら分からず、とにかく周りのチームメンバーに聞いていました。アドバイスをもらいながら、自分でも調べて試して。何度も繰り返すうちに、少しずつ理解できるようになっていきました。
実際にやってみると、自分に合っていたようで、今では開発がキャリアの中心になっています。未経験であっても、一歩踏み出すことで新たな適性に出会えるという経験でした。
今ではプライベートでもちょこちょこコードを書くことがあって、たとえばNFC(Near Field Communication:スマホやカードをかざすだけで通信できる近距離無線技術)カードをかざすと電気がつくような仕組みを作ってみたりしました。結局、声で操作したほうが早くて使ってないんですけど、そういう「ちょっとやってみようかな」で作ってみるのがけっこう楽しいです。
インターサーブの魅力
インターサーブで働く魅力、面白さなど教えてください。
最も魅力に感じているのは、社員一人ひとりに柔軟なキャリアの選択肢があることです。私自身、営業から開発に異動し、まったくの未経験から新しい道を切り拓くことができました。最初に配属された部署が合わないと感じたときにも、他のポジションに挑戦できる環境が整っています。
また、経営層との距離が近いことも特徴です。週に1回以上は役員も参加するミーティングがあり、方針や施策を直接話し合う機会があります。社長もオフィスに顔を出し、気軽に話せる雰囲気があるため、会社の方向性と個々の業務がずれにくく、一体感を持って働ける職場だと感じています。
今後の展望
最後に、今後やっていきたいことや目標など教えてください。
現在取り組んでいる新規事業の開発は、完成すればサービス開発のスピードや品質が大きく向上し、インターサーブ全体の成長にもつながると考えています。このプロジェクトをやりきることが、今の一番の目標です。
その先には、開発したサービスをお客様に届け、実際に活用していただくことで価値を提供していきたいと考えています。サービスを通じて、売り手・買い手・消費者、そしてインターサーブ自身も、それぞれにとってメリットのあるいわゆる“Win-Win-Win-Win”という形で、関わるすべての人がプラスになる状態を実現できればと思っています。それが今後の大きな展望です。
※インタビュー内容、役職、所属は2025年3月時点のものです。